この年度の問題の中で一番解きやすい問題だ。確実に解きたい。
5.
を整数とする。整式について,次の問いに答えよ。
(1) 整式が1次式を因数にもつことを示せ。
(2) を満たすを求めよ。
(3) の解の1つが整数であるとき,の値を求めよ。
解)
(1)
(証明)
であるから,因数定理より整式はを因数にもつ。(証明終)
(2)
割り算を実行することで
を得る。
(3)
整数解を持つとすると,因数定理より
★
左辺は整数よりはの約数であるから,である。
ならば★に代入してを得る。
ならば★に代入すると矛盾する。
よって,である。