べっこう色の記録

かつては日記でしたが、現在は数学のことを多く書いています

真・解法への道!/数学IAIIB(箕輪 浩嗣)の紹介

まったくもってすばらしい参考書である。
全問解いたが、どれも一筋縄では解けないが、解けた後はすがすがしい気持ちになる。
難しすぎず、かといって簡単ではない。すべてが良問である。
ページ数は600ページ近くあり一瞬ひるむが、恐れることはない。
とっつきやすい、箕輪先生のやさしい語り口で書かれた最高の解説のためにそうなっている。
この解説、他の参考書では語られることがあまりない話にも踏み込んである。
第1章の必要十分条件の話、第7章の軌跡と領域の話などは、こんなに読者の目線に立って書かれてる本は珍しいと思う。
教科書と傍用問題集を終えて、難関大へ十分な力をつけるためにこの参考書が強い味方となるはずだ。

ここで注意を。
はじめに、にあるがこの本は箕輪先生の過去の書籍、数学IAIIB解法の極意の加筆修正版であるから、こちらを買えばよい。
またフリマアプリで高額で出品されているのを見かけたが、定価は2,300円+税なのでこれ以上のものを買ってはいけない