2015-02-02 留数定理その3 数学 定理. 中心穴あき開円板において正則な関数 のローラン展開が次の式で与えられるとする. このとき, となる.□(略証) 両辺積分し,右辺を項別積分する. このとき留数定理その1で登場した事実を用いるとの積分の値はであり, それ以外の積分の値は0である.(略証終)このをの点における留数(residue)といい,で表す. もしにおける留数が何らかの方法で分かったとする. そうすれば, であるから積分せずに積分の値が分かってしまうということを意味する.