全体集合の部分集合をとする.
このとき,差集合を次で定義する..
差集合の集合算を考えたい.
まず大切なこととして,であることは押えておく.
命題1.
.
(証明)
を示す.
を言い換えると,かつかつである.
とくに「かつ」は「かつ」である.
言い換えるとということである.
ここでド・モルガンの法則によりとなる.
ゆえにであるから,である.
逆の包含関係については下から上に辿っていけばよい.(証明終)
命題2.
.
(証明)
とする.
これは かつ である.
後半について,言い換えると次の三通りのうちのどれかである.
1) かつ
2) かつ
3) かつ
より,1)の場合しかありえない.
よって, かつ であるからである.
逆向きの包含関係は証明を下から上へ辿っていけばよい.(証明終)