相変わらず行列式はよく分からない.
よく分からないなりに,逆行列の原理は分かった気がする.
1)一意的であること
次正方行列に対して逆行列は一意的である.
まずとなるが存在するとする.
行列の積の結合法則から,
となる.
逆行列の定義から,一意性が分かる.
2)余因子展開の式を眺める
行列の余因子をであらわす.
このとき,次の二式が成り立つ.
つまり .
.
行列式の定義と性質を組み合わせると出てくる式である.
この二式から,逆行列を導出できるのである.
3)逆行列の構成
余因子行列をと定め,と定めると逆行列である.
しかし,どうしてこれでうまくいくことに気がついたのかよく分からない.