自分がいかにしてルベーグ積分を勉強したか

名著解析概論にもルベーグ積分の章はある。
しかし、なぜかそれで勉強したことがない。
なんとなくよみにくそう、とっつきづらそう、という印象があったからかもしれない。
解析概論の関数論と微分積分学を読み終えたあたりで、
さてやってみるかとばかりに伊藤清三の「ルベーグ積分入門」に手を出した。
そして見事撃沈した。「うわっ、ルベーグ積分って難しいんだな」という気持ちでいっぱいになった。
でも諦めたくなかった。
ある先生によれば「そういう考え方もあるんだな、というものである」理論であることを聞いていたから、
なんとしてでも理解したかったのだ。
それから色々な本を読んでは挫折し、取り組んでは諦め、を繰り返していった。
3ヶ月くらいすぎたころ、ひとつの本に出会った。
いつものように読み始めたのだが、
その本は不思議なことに、どんなに読んでも今まではやってきた挫折がやってこなかった。
長い時間がかかったがついには読み終えることに成功した。
心の底からうれしかったし、ルベーグ積分をかじったいい感覚に感動できたのだ。

その本こそ猪狩惺「実解析入門」だったのだ。