定理.(平面上の点と直線の距離)
点 と直線 の距離は
で与えられる.
(証明)
の場合はすぐにわかる.
とする.直線の法線方向の幾何ベクトルは
である.ここで点から直線に下ろした垂線の足を点とする.このとき垂線とは平行であるから実数を用いて
となる.成分表示で書くと
である.連立方程式とみなして,について解く(一本目を倍,二本目を倍して辺々加える)と
が得られる.ここで かつ より
が分かる.(証明終)
ノルムの記号が上手く表示されないのが心苦しい.
2014.8.5追記
ノルムの表示が\parallelでできることを知り修正した.